本当の未来は「人間」や「自然」の中にある?万博から感じた「エモい未来」がマーケティングキーワード
たわいもない事

未来は「エモい」やつがキーワードになりそうです。
理由その①:大阪・関西万博(2025年)の影響
万博のテーマは 「いのち輝く未来社会のデザイン」であり、
「未来」「イノベーション」「サステナビリティ」 などが大きなキーワード。
リデルもインフルエンサーと一緒に「大阪・関西万博メディアデー」に参加し体験してきましたが、万博で描かれる未来像って、数年〜10年単位のテクノロジービジョンを前提にしてきたと思います。
でも、「生成AI」の爆速進化が来たことで、
「その未来、もう見えてるじゃん」
…と、描かれていた未来が「一歩手前」に見えてしまったという、
逆転現象的なことが起きている気がする。
これはある意味、万博の想定を超えて
「現実の方が進んでしまったのでは?」
と思えてしまうという、稀有な状況です。
その反動としての「原始的なもの」への注目
だからこそ、「いのち」「自然」といった原初的・根源的なテーマが、テクノロジーを通して逆に<浮かび上がって見える>ようになったのかもしれない。
「AIでは決して完全に再現できないもの=生命・感情・自然現象」
「人間の「存在そのもの」に価値があるという再確認」
万博が「未来の技術」を超えて、
“人間ってなんだろう?” とか、
“生きるってどういうことだろう?” という、
より深く本質的な問いに触れようとしているとすれば、
これはもはや “テクノロジー博” というより、“哲学の場” にもなってる気がした。
サービスやブランドのマーケティングも、
「未来を創る」「次世代技術」「持続可能な社会」だけではなく、「人間らしさ」「エモーショナル」といったメッセージを
<具体的>に打ち出す機会が増えると思う。
理由②:テクノロジー×未来志向×情緒的価値の加速
AI・Web3・メタバース・ロボティクス・宇宙開発…
一度話題になったテクノロジーたちが、また注目され始めている。
特にWeb3やメタバースは、前回大いに盛り上がったけど、その後グッと落ち着いた。
けど、ただのブームで終わったわけじゃなくて、もちろん水面下では動きは継続していて、その結果、もっと実用的にアップデートされ、再び脚光を浴びそうな流れがある。
今度は、
ちゃんと「生活の中でどう役立つか?」って視点で進化していく感じになりそう。
これからのWebやメタバース関連のプロダクトやキャンペーンは、
「未来を体験する」「未来を一緒に創る」
っていうワクワク感を軸にしつつ、エモさ(情緒的価値)をちゃんと体験設計として組み込んだものが注目されそう。
未来っぽいだけじゃなく、ちゃんと「人の心を動かす」仕掛けが求められる時代になっていく。
理由③:次世代の価値観「ニューエモーショナル」の台頭

Z世代・α世代が求めるのは、「エモい未来」
Z世代・α世代の関心は「サステナビリティ」「社会貢献」「未来の暮らし」に向かってる。ただのデジタル化とか機能性だけじゃなくて、どこかアナログ的で、情緒的な要素を含んだ新しい価値観に進化してきてる。
この感覚を「ニューエモーショナル」と呼んでみる。
単に便利なだけじゃなく、最先端技術なのに実用するとプリミティブな感情が動くモノや体験に価値を感じる流れになる。
だから、企業のマーケティングも、ただのPRじゃ刺さらない。
「未来的でありながら、人間らしさを感じるライフスタイル」
を提案することが求められてくる。
Y2Kトレンド継続 × 平成ギャルの進化版がくる?
「ニューエモーショナル」の一例として、Y2Kの流れを受け継ぎながら、平成ギャル文化が現代版にアップデートされる流れが加速する。
平成のギャル文化って、その時代ごとに進化しながら、いろんなスタイルを生み出してきた。
これが Z世代・α世代のフィルターを通してリバイバルしてきて、新しい「在り方」として注目される可能性大。
「あの頃のギャル」が、今の時代に合わせてアップデートされて再浮上。
Y2Kがただの懐古じゃなく、「ニューエモーショナル:モダンなテックとエモさ」をまとって再解釈される流れ。
|平成ギャルの変遷おさらい
- アムラーギャル(コギャル) :アイコン×ストリートの進化系
- ギャル(109カリスマ店員系):自己主張MIXの個性派スタイル
- JKギャル(ラルフ& me Janeショッパー):プレッピースタイル×清楚MIX
- 姫ギャル(ちょいロリータ):フェミニン&ガーリー甘めスタイル
- age嬢ギャル(キャバ嬢系): 夜職要素を取り入れた盛りギャル
- 強めギャル(姉ギャル):硬派×オラオラ強めクールスタイル
これらのスタイルは、単なる懐古主義ではなく、現代の感性やテクノロジーを融合させた「令和ギャルスタイル」 へと進化。
SNSの発信力と融合しながら、単なるファッションに留まらず、「生き方」「価値観」「自己表現」の一部として広がっていく可能性がある。
次世代の価値観は、ただのテクノロジーや合理性じゃなく、アナログっぽさや情緒的な要素も大事になってきてる。
マーケティングも、単なる機能やデジタル感を押すんじゃなくて、「未来的だけど、ちゃんと人間味があるライフスタイル」を提案する方向にシフトしそう。
Y2Kや平成ギャルの進化版も、その流れのひとつ。
単なるファッショントレンドじゃなくて、「自己表現のスタイル」としてアップデートされながら広がっていく。
これからは、感性やノスタルジーを未来と掛け合わせることが、新しい市場を生み出すカギ になってくる。
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