Z世代の「コミュニケーション購入」と「印象作り購入」でマーケティングが変わります
フレームワーク、メソッド、戦略コンサルティング関連

すべてにおいて、
『コミュニケーションのための〇〇』とプランニングすることが大切になるだろう。
具体的に言うと、コミュニケーションってこんな感じ👇
・誰かに興味を持ってもらうために
・誰かと繋がるために
・話のネタにするために
・誰かと距離を縮めるために
・みんなと一緒にいるために
だから、食事や洋服、部屋の選び方も変わってくる。
「美味しい」「着心地がいい」「快適な空間」っていう自分の満足だけじゃなく、「それが誰かとの会話や関係性にどう影響するか?」 って視点が大事。
たとえば…
🍽 食事 → 「話のネタのために」(話題・ストーリー性がある)
👕 洋服 → 「みんなと一緒にいるために」(一体感・帰属意識)
🏠 部屋 → 「誰かと交際するために」(相手との場の雰囲気)
つまり、何を選ぶかじゃなく、どう「誰かとのコミュニケーション」に繋がるかが重要。
これからの時代は、モノそのものより、それが生み出す「会話」や「関係性」 が価値になる。

今に始まった事ではないけど、
最近は特に「コミュニケーションのために選ぶ」って声が増えてる。
たとえばファッションも、
遊びに行くTime(時間)、Place(場所)、Occasion(場面)に合わせて服のジャンルを考える。友達と色やテイストを揃える。
みたいに、ただ自分が好きなものを着るんじゃなくて、その場のノリやコミュニティに馴染むために選ぶ ことが多くなっている。
「好きなファッションブランドは?」
答えられない人が増えていると思う。
ブランドが多すぎる背景もあるかもしれないけど、
ブランドで選ぶというより、「韓国系」「ストリート」「Y2K」みたいなジャンルで選ぶのもその流れ。
つまり、ファッションも「自己表現」だけじゃなく、
「集団に溶け込むためのツール」になっている。
ここでも個人の時代から集団の時代への移り変わりが見えるね。
これまでのSNSでの「キャラ分け」から、コミュニティごとの「印象作り」へ変容していく。
これまでは、SNSごとにキャラ(人格/ペルソナ)を作ってた。
たとえば
・Instagram → 憧れられるおしゃれな自分
・X(旧Twitter) → ちょっと毒舌でウケる自分
・TikTok → 友達とワイワイ無邪気な自分
でも今後は、「SNSごとのキャラ作り」じゃなく、「コミュニティごとの印象作り」にシフトしていく。
たとえば、
・スポーツ好きなグループに馴染むようなイメージ作り
・アート好きな人たちの中では クリエイティブなスタイルを徹底
・ビジネスの場では 知的でスマートな見た目を意識
みたいに、場とそこにいる人たちに受け入れられるコミュニケーションを合わせて、ファッションや雰囲気や言葉選びを変えていく感じ。
つまり、こういったことが、コミュニケーション中心のマーケティングが必要になるということ。
インフルエンサーの影響力は健在。でも、どんどん細分化してる。
お手本になるインフルエンサーを見つけて、参考にする人は今も多い。
だけど、最近はちょっと違ってきている。
誰を参考にしてる?
「SNSのおすすめに出てきた人」
「SNSで流行ってて、いろんな人を見てるけど名前はわからない」
こんな感じの現象が増えてる。
なんで?
理由はいくつかある👇
・わざわざ探さなくても、アルゴリズムが勝手に情報を届けてくれる
・インフルエンサーが増えすぎて、一人ひとりを覚えきれない
・名前を覚えるまでは行かないマイクロインフルエンサーの「リアル感」が信頼される
・個人のカリスマ性より、その人が発信する「情報」そのものに価値が移っている
つまり、
「この人が言ってるから真似する」
じゃなくて、
「いろんな誰かから少しずつ影響を受けて、自分なりに取り入れる」
って流れになってきてる。
インフルエンサーの時代は終わったわけじゃないけど、
影響のされ方が「単推し」から「分散型」に変わってきてる
ってことです。
マーケティングの戦法は変わります。